和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第863話 】
2015年 12月 29日 談
寺町界隈は、大晦日を目前にして更に観光客が増えている感が有ります。妙立寺(通称・忍者寺)には午前中から途切れることなく観光客が訪れていますが、卑山では黙々と新年を迎える為の準備を致しました。
本年九十四歳を迎えられた福井在住の竹内真之栄さんが、今年も、寳勝寺のための門松を大安禅寺御用達の小森庭園主・末政幸憲さんを通して大安禅寺に届けてくださいました。和尚が取りに戻れないため、斎藤表具店主・斎藤公一さんにお願いしてみたところ、年の瀬の大変お忙しいなかを大安禅寺から寳勝寺まで、自家用車で運んでくださり、到着後さっそく山門入口に設置してくれました。
これで三度目となる本当に立派な門松ですが、毎年、お正月に参拝される皆様を迎えてくれています。お忙しいなか届けてくださった斎藤さん、本当に有り難うございました。心から感謝申しました。門松のお目見えによって、山門が一段と輝いて見えるようでした。
斎藤さんと交錯するように午後から兼務先の瑞光寺と少林寺を訪ね、今年最後の御挨拶をしました。北陸新幹線開業に始まった今年の金沢でしたが、来年もきっと今年以上に観光客で賑わいを見せる気配を感じさせた今日の寺町周辺でした。来年の話をすると鬼が笑うかもしれませんが、鬼に笑われても、来年も健康で無事であることを祈りながらの、新年の準備に終始した一日となりました。更に、㈱いせやグループ様と和尚念願の「寳勝寺ふれあい霊苑」の成就を願うばかりです。友峰和尚より