和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第780話 】
2015年 10月 07日 談
全昌寺 様と (曹洞宗・大垣市)
日本人御二方のノーベル賞受賞のニュースは、日本全国の国民に大きな幸せ感を伝えたようです。小国ながら、世界中の研究者達の中から毎年の如く日本の研究者が受賞される姿を拝見すると、やはり大変誇らしくまた嬉しく思います。そんな幸せな気分に包まれながら、今日は久しぶりに自坊大安禅寺での午前・午後の「生き生き法話」となりました。
超高齢化社会が進む日本では、家族間の会話が極端に減少傾向にあるとか。少子化にも原因が有ると思いますが、それだけでなく、電子機器の普及による会話不足もその原因の一つに挙げられています。和尚の法話を聞いた後、「久しぶりに笑いました。なんだか気持ちが晴れましたわ!!」なんてコメントされると、嬉しいやら心配やら、複雑な気持ちに駆られます。それでも、和尚のお話を家に持ち帰り、何らかの会話が家族間でなされることを期待したいものです。
満面、笑顔笑顔で帰られる拝観者皆様の姿をお見送りする時ほど安心するものは有りません。核家族化が進む中での和尚の「生き生き法話」が少しでも、高齢者方々の心をほぐす要因となる事を願いたいものです。さて「七十八十は、鼻たれ小僧、九十、百で花盛り!」と言うた人がいるそうですが、それなら和尚もまだまだこれからです。頑張って参りましょうか! 友峰和尚より