和尚のちょっといい話
四季の景色の美しい日本! 特に、山並みの杉木立群の美しさには圧倒されるものです。今日のように小雨が降るなかでの靄(もや)のかかった山間を走り抜ける高速道路沿いの山々の景色は、日本特有でなんとも心癒されながらのドライブコースと言えるようです。また、金沢方面へ向かう高速道路から眺める日本海の景色も素晴らしいものが有ります。高速道路でのわき見運転は危険と承知で安全運転を心掛けながら、初秋の風情を堪能しながらのドライブでした。
午前10時半より開催された「滋賀北陸教区・御詠歌講習会」に本部長として参加したわけですが、100名近い御婦人方々の参加となり、堂内一杯に響き渡る御詠歌の奉詠は法悦に満ち満ちていました。毎年の講習乍ら、真剣に取り組む御詠歌部の皆様の姿勢に頭の下がる思いがしました。皆様にも是非いちど聞いて頂きたいものですね。
「いまどき御詠歌ですか?」なんて、時代遅れのように言われる方もおられますが、枯淡な響きの中にこそ心の安心を得ることが出来ますから、逆に申せば、いまだからこその御詠歌だと感じます。「クイック、ライフ」の現代社会、落ち着く間もなく次へと向かっていきます。たまには時間を止めて、古典のリズムに耳を傾けるのも風流というものですね。皆様の中で御詠歌にチャレンジされたい方は大安禅寺にお申し出ください!
さて、ブログを御読み頂いている皆様はいかがお過ごしでしょうか? 九月は「長月」とも言いますよ。秋の夜長を存分に、心の癒しの時間に使いたいものですね。実に気持ちの良い季節を迎えようとしています。坐禅の季節でもあるようです。友峰和尚より