和尚のちょっといい話
瞬間移動が出来るのならともかくも、多くの荷物があるとそういう訳にもいかず、金沢と福井の往復にはワゴン車が幅を利かせます。「積んで積んでまた積んで」車いっぱいに荷物を積んでの移動ですが、今回は妻が育てた「日中友好の朝顔」第2弾ということで、発芽時期をずらして育てた苗鉢を持ってきました。先発で寳勝寺に届けられた苗は、すでにぐんぐん大きく成長していました。時期をずらして発芽させる理由は長く長く朝顔の花を観賞してもらう為で、さらにもう一回、種を植えて遅咲きの苗を作るつもりです。
明日からは盆施餓鬼会が始まる為、寶勝寺到着と同時に霊園の掃除に掛かりましたが、限られた時間内での整備ですから大安禅寺から持ち込んだ機械をフルに活用しての掃除となりました。
いやはや文明の力のおかげですよ! 高速道路を使っての車の移動も、物を運ぶワゴン車も、草を刈る機械も、何もかもが文明の力のおかげです。そんなに時間を圧縮してまでやらねばならない事なのかとお人様に問われそうですが、和尚の人生はなぜかいつもそうなんです。「なんでそう~なるの!」って、欽ちゃんにまで言われてしまいそうです。
ともかくも時間との戦いのなか、明日は本多町・瑞光寺で盂蘭盆会を行う予定です。和尚の身体はひとつしかないからこその踏ん張りです。それにしても、福井を出る頃は雨だったのが、金沢に着いて掃除を始める頃には晴れ模様となるとは? やはり、目に見えない大いなる存在が和尚の行動に合わせているとしか思えません。皆様、間もなくお盆です、御先祖の墓掃除と墓参をお忘れの無いように願います。友峰和尚より