和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第678話 】
2015年 06月 27日 談
滋賀北陸教区花園会役員会が彦根で開催され、今年度の活動計画についての色々討議がなされましたが、午前中には会議を無事に終えて帰山致しました。梅雨時期を迎えての大安禅寺一帯は実に趣が有って、参道に植えられたアジサイ群が見事なまでに咲き競っています。一か月に渡った花菖蒲祭も愈々明日で千秋楽を迎え、新命副住職が法務で留守をする為、午前午後の法話は和尚がすることとなりました。お時間の許す方は是非ご参加ください。寶勝寺でも法話が始まっていますが、最近の話題を取り入れながらの「楽く楽く法話」となっています。
夕方には、大安禅寺責任役員総代・藤田様そしてペット愛葬社社長の中村様が訪ねて来られ、しばし世間話も交えての三者談話会となったものでした。そこへ新たに飛び入りで2名の「寺ガール」が加わり、お茶をしながらの懇談会となりましたが、やはりお寺は賑わいが一番ですね。
一日中降り続いた雨さえもまたお友達です。禅問答に、『鏡清禅師あって僧に問う。門外これ何の声ぞ? 僧答えて曰く「雨滴声」』と有りますが、雨だれの音もこれまた風流中の風流です。雨だれの音の中に心の安らぎを感じるのは和尚だけでしょうか? カエルの鳴き声もまた風流ですし、六月の清風に揺られ竹のこすれる音も風流です。真理と向き合うことの少ない現代社会、いちど思い切って一人っきりになる事も又、風流なのかも知れません。明日は千秋楽、全身全霊で法話に臨みたいと思っています。友峰和尚より