和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第593話 】
2015年 04月 03日 談
朝課のようす
新入社員坐禅研修も二日目。午前4時半の起床で、5時過ぎから行われる朝のお勤め(朝課)は実に気持ちの良いものです。朝方は気温もぐんと上がり暖かい風が吹き込む本堂で、研修生と共に読むお経はまた格別なものが有ります。読経後の坐禅、そして、鶯の声が響き渡る中での瞑想もまた「洗心」の一語に尽きますね。
華蔵寺副住職による、早朝の坐禅 / 枯木堂にて
斎坐(昼食)で「食事五観の偈」を唱和しているようす
新入社員の皆さんに向けての法話
新入社員の皆さんにとっては全てが初体験だと思いますが、一所懸命に精進している姿はなんとも初々しく頼もしく思ったものです。毎年繰り返される研修会では有りますが、和尚もまた新入りで入門した時の心境に戻れることを嬉しく思います。皆様も是非いちど、大安禅寺で坐禅研修に参加してみませんか? 結構、世界観が変わりますよ! そういえば「自分が変われば世界が変わる」なんて言葉を見たことが有ります。
この季節はまた人事異動の時期のため多くの方がご挨拶に来てくださいます。今日も地元の学校の新任先生や銀行支店長様のご挨拶を受けました。四月はやはり新しい風が吹く季節のようです。
今、福井市浜町「香櫨園」にて、昨年ニューヨークで開催された「禅文化墨蹟展・文房流華展回顧写真パネル展」が桜まつりに合わせて開かれています。和尚も一度お訪ねしたいと思っています。前に進むもよし。過去を振り返るもよし、自分を見つめるもよし。四月は心の季節と心得て、大いに「遊戯三昧」と行きたいものですね。友峰和尚より