和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第582話 】
2015年 03月 23日 談

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「寺カフェ」を利用するお客様が言われるのは、お寺は天井が高いため、お部屋のゆったり感がたまらないほどの魅力を感じるそうです。また、畳敷きのため、会話をしていても話す声がほどほどの感じでお耳に届くのかこれまた心地良いという事で、なるほど日本の家屋はもとより畳の文化であることを認識する場面でもありますね。ある意味防音装置効果みたいなものが畳にはあるのかもしれません。

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本堂に焚かれたお香の香りもまた「アロマ寺ピー」の役割を如何なく発揮しているようです。もとより寺院の建築構造は人々の憩いの場所として設計された感が有ります。本堂でのお祈りもまた心の癒しの場所で有り、書院などは今で言う談話室的場所であったと想像します。寺院の事をサンスクリット語で「ビハーラ」と言うのもその意味は休憩するとか安息するとかの意味からして、「寺カフェ」は理想的な寺本来のスタイルという事が言えるかと思います。

DSC03056 (375x500)助野さまから頂いた、たくさんの美しいバラを飾っています

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今後、全国の多くの寺院がもっともっと「寺空間」を解放されんことを願ってやまないものです。そして、お寺に来られた方々とのコミュニケーションも大切です。現代仏教を葬式仏教と揶揄されていますが、お葬式も大切ながら、人々の集まる生き生きとした寺院活用の有り方をも模索しながらの「寺カフェ活動」が続きます。さて、彼岸会の御先祖供養も無事終了して、心爽やかな一日を過ごしました。無限の御霊に守られての寺生活。今日の早朝坐禅は霊魂との交流でもあったように思いました。友峰和尚より

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