和尚のちょっといい話
桜の開花 寳勝寺式台にて
寶勝寺の彼岸会が午前10時半より厳修されました。地元の檀信徒皆様を始めとして東京、栃木、横浜からも多数参詣され、また、法要終了後には卑山霊園改葬の為の説明会が行われ、株式会社いせや・代表取締役社長の中本様から今後の構想など丁寧な説明がなされました。
くしくも今朝方のテレビ特番では、「これからの霊園の有り方」についてお坊さんも交えての討議が放映されていました。寶勝寺霊園は、これからの先祖供養の有り方を踏まえ理想的なシステムと墓地を目指していて、まさに今日の諸問題に呼応した墓地の形成をしようとしています。少子高齢化社会の進む中での思案が求められているようです。勿論の事、寺町は伝統的建造物群指定地区でもありますので当局の指導を受けながらの工事進行となります。
さて、連休の二日目ということもあって、午後からは寺カフェ利用の観光のお客様で賑わいを見せました。東京から新幹線を御利用の方も多く見受けられます。やはり「新幹線」効果は現実のものとなりつつあるようです。思いますに遠き昔、和尚の子供の頃は乗り物と言えばバスで、しかも「木炭車」でした。たった70年で時速300キロで走る乗り物が登場することなど夢にも思いませんでした。今日までの交通インフラの整備こそが、人・物・金の流通を促し、日本の高度成長に寄与してきたその恩恵を今まさに受けようとしています。新幹線の開業は御仏の御利益と改めて寶勝寺本尊観世音菩薩様に御先祖の御霊供養と共に深く御礼申し上げた「彼岸会法要」となりました。友峰和尚より