和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第550話 】
2015年 02月 19日 談
「寺の原点はカフェにあり」と題して、東大卒の青年僧侶・松本圭介氏がウェブサイトで講演の動画をアップされていますが、皆様もいちど是非「寺カフェ」で検索して、その動画をご覧になって頂きたいと思います。和尚の目指す「寺カフェ」も、寺院として本来あるべく、開かれたコミュニティの場の提供です。間もなく寶勝寺の「寺カフェ」が再開されますが、本堂の「癒し空間」の中で存分に歓談して頂きたいと願っています。誰もいない空間を「がらんとした」と言いますが、皮肉にもこの言葉は寺院の「伽藍」から来ているわけで、人気のない空間こそあらゆる可能性を秘めた場所でもあります。坐禅有り、写経有り、ギャラリーあり、お茶席有り、説法有り、書道有り、ライブ有り、お食事有り、等等。その昔、お寺ではお風呂に入って、説法を聞いて、お昼寝して、お食事して帰られたそうですよ。今で言う「レジャー・スパ」でしょうか。近年、アメリカで話題になっている「マインドフルネス」や、ヨガなども、「坐禅」に通じる瞑想方法としていいですね。また、お寺の大切な仕事として「カウンセラー」の役目もあります。さて、お寺は人の集まる所。昨日は大安禅寺檀信徒の大草健司さんご一家が来られました。
東京在住のご子息・貴博さんがフィアンセの直さんと共に御挨拶に来られました。本当に嬉しいですね! お家の出来事の喜怒哀楽は、住職の喜怒哀楽でもありますね。「万民和楽」の楽しいひと時でした。今日も一日お元気にお過ごしください。友峰和尚より