和尚のちょっといい話
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友峰和尚のちょっといい話 【 第548話 】
2015年 02月 17日 談
先代住職・東慶和尚津葬の儀(告別の儀)が滋賀県東近江市、齢仙寺様にて本日執り行われ、和尚は滋賀北陸教区宗務所長として出席しました。齢仙寺様の現住職は、和尚の大学時代の親友です。各本山の老師様はじめ教区内は勿論、全国から多くの僧侶の出席のもと厳粛な葬儀が執行されました。
94歳での旅立ちでしたが、生前には今で言うところの「終活」をすべて自分で済ませておられたとの事。式次第の何処までがそうかは存じませんが、素晴らしいお葬儀でした。うん、そうですね。和尚もこの頃、ふと思う時が有ります。自分の最期の式をどのように成すべきか! そんなことは副住職に任せておけばいいというわけにも行かない超高齢化社会。本日のお葬儀を通して学ぶべきものが沢山ありました。一番に思ったのは、焼香に来てくださっている多くの方々への「感謝のおもてなし」の仕方でした。成るほど! 超高齢化社会を迎える中でのお葬儀は、生前にお世話になったことへのお礼と感謝を込めた葬儀儀式へと変わって行くであろうと思ったものです。
さて、皆様はどのように思われますでしょうか? まだ考えるには早い!ですか? 「備えあれば憂いなし」だと思いますよ。「南無観世音菩薩」 友峰和尚より