和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第513話 】
2015年 01月 13日 談

「も~いくつ寝るとお正月~」なんて思っていたら月日はたちまち過ぎ行き、一月も早や中盤に入ってしまいました。さて、皆様に於かれましてはお正月をゆっくり過ごせましたでしょうか? このところの穏やかな気候で和尚の気持ちはすでに春模様といった感じながら、身体は凍結状態で運動不足を補うために日々お掃除を心がけています。また、間もなく節分会を迎えるため、卑山と長らく御法縁を頂いています多くのスポンサー様への干支色紙描きに専念しています。この時期になると、干支色紙も最初の頃とはずいぶん変化してシンプルに描けるようになって来ます。毎年のことながら、絵の変化に自分でも感心するときが有ります。何度も何度も羊の写真を見て研究しながら干支の絵も進化して行くわけですが、羊の絵からの鳴き声が和尚の耳にはっきり聞こえてくるまで頑張って書き続けたいと念じています。皆様、ここまでの絵の変化をご覧ください。

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一枚として同じ物は有りませんね。その時々の心の有り様によって、微妙な筆の線を作り出していきます。羊さんに成り切っての干支の絵描き。今年も良い一年になることを願ってやみません。寶勝寺では、おトイレの工事が始まろうとしています。禅寺では、おトイレのことを「東司」(とうす)と呼びます。東司とはトイレの守護神「烏枢沙摩明王」を指し、昔は「東浄(とうちん)」とも呼ばれていました。

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長らく物置として使用されていたおトイレの場所

寺院に於いて「東司」はとても大切な場所だけに、今後吟味して作って行きたいと思います。健康の源は日々のお通じが重要かと思いますよ。「ごもっとも、ごもっとも」。友峰和尚より

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