和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第500話 】
2014年 12月 31日 談
とうとう大晦日を迎えました。本日は23時50分より、行く年 来る年の除夜の鐘を撞きますので、ブログをご覧いただいている皆様、是非ご参加ください。ブログも記念すべき第500話を迎えました。来年の干支は「羊」ということで、その「羊」に因んで「遊戯三昧(ゆげざんまい)」という禅語を来年1年間の法話の題材としましたが、今日は午後より、その言葉の揮毫を致しました。「遊戯三昧」の意味は以前のブログでもお話ししましたが、御仏たちが、こだわりや捉われを捨てた自由自在な心の働きを見せる様子を表わしたものです。羊が群れを成して悠々と草を食む姿からそのような言葉を選んだわけですが、本当に心からとらわれの無い、心安らかな日々を過ごして参りたいと念ずる次第です。
除夜の鐘をひと撞きひと撞きしながら108の煩悩を打ち払いたいわけですが、煩悩は無尽蔵に湧いてきますから108回撞いたぐらいではとてもとても断ち切れないのが本音ですね。幸いに鐘の音色と共に煩悩が幾重にも幾重にも消滅して行くという事ですから、そのひと撞きに値打ちがあるというものです。これこそ「本音!!」綺麗にお掃除の行き届いた鐘つき堂での御祈祷です。皆様方の今年から来年に向けての幸せを祈願する祭事ですので、大いに御参加下さい。年明けの0時15分より本堂にて家内安全、健康安心の御祈祷並びに和尚の新年法話をいたします。この一年間、皆様方には本当に御法縁と御厚誼を賜りましたことに深く感謝と御礼を申し上げます。皆様、良いお年をお迎え下さい。友峰和尚より