和尚のちょっといい話
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友峰和尚のちょっといい話 【 第489話 】
2014年 12月 20日 談
爆弾低気圧が去ってほっとしたのも束の間、また冬型の気圧配置になるとの天気予報ですが、それに呼応するかのように株高も激しく乱高下しています。なにやら気象状況と人間の心は連動しているかのような趣を感じますが、お正月までにはなんとかどちらも安定してほしいと願っています。寳勝寺は急ピッチで屋根修復工事が進められていますが、事務所内は屋根から落ちてくる埃と大工さんの打ち付ける金槌の音で大変なことになっています。埃も300年前からの「ほこり」と考えますと「ほこり高き」ものと捉えてガマン、ガマンの毎日ですし、また工事からも、じりじりと大晦日が迫ってくる感が伝わって来ます。
本堂正面玄関の屋根部分
屋根を支える梁
あちこちに虫食いの穴があり、傷みが激しくなっています。
そんなわけで、寳勝寺の年越しはすっぽりと素屋根に覆われ、寺内は防塵シートだらけの状態でのお正月を迎える事となりました。檀信徒皆様方には大変申し訳ありませんが、年賀のご参拝はお外からとなりますので宜しくお願いします。「門松や 冥途の旅の 一里塚 めでたくもあり めでたくも無し」。さてさて、お正月も加齢とともに次第に黄泉の国に近づいていくようです。何々!そんな弱気ではいけませんって!? ならばお正月は「和尚ガッツ!!」で迎えたいものですね。南無さん!! 友峰和尚より