和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第486話 】
2014年 12月 17日 談
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」もこの日曜日で最終回を迎えるそうですが、和尚も久しぶりにドラマを毎回欠かさずに見てきました。と言いますのも、学校で習った歴史などは昔々の話で、自分の年齢も若く先生の話もあまり実感として捉えることが出来ていなかった為、この歳になってその時代の人物や出来事に再び触れる事には大きな意義を感じ取ることが出来ます。しかも史実に基づいて忠実に作られているという事になりますと、尚更です。
勿論今回のドラマの主役でもある岡田准一さんのはまり役ともいえる黒田官兵衛の迫真の演技が和尚の心を捉えたのかも知れません。いづれにしましても、関ヶ原の天下分け目の大勝負までの出来事を理解でき、改めて感動を覚えたものでした。昨日卑山で発見された棟札が、今日の地元の新聞に大きく掲載されました。過去の歴史を知る上において、棟札のような歴史を刻む物件がその当時の状況を伝える大切な証拠となります。我々もまた後世に自分の生きた証を色々な形で残しておきたいものですね。国政選挙が終わった途端に日本全土が爆弾低気圧の襲来で大嵐となっています。そんなみぞれ混じりの強風の中、今日もめげずに本堂屋根修復工事の大工さんの垂木に釘を打ちつける金槌の音が終日聞こえていました。まるで歴史を刻んでいくかのような気がした金槌の音でした。歴史を知る為にはまだまだドラマよりも尚、見えない場所で活躍して来た人々が居る事を知る一日となったようです。友峰和尚より