和尚のちょっといい話
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10月25日の御茶会のようす ( 撮影:加賀 好 さん)
サラローレンス大学での野口社中の御茶会も盛会でした。仁さんの通訳で御煎茶席本来の和やかな雰囲気の中でのお点前で和尚も参加しての楽しい時間を過ごしました。
( 撮影:Gene Foulk 氏)
社中の方もここに来て場所にも慣れて来たのか冗談も飛び交うほどの賑やかさで、時差ボケ半分、疲れ半分も入り混じってのお点前披露! 上手く行ったのか?そうでなかったのかは知る由もありませんが、とにかく大人気でした。和尚は御先に失礼したのですが、御茶席が済んで戻ってきたときの御社中の顔からはすっかり笑顔が消え去っていました。無理からぬことで、午前中には生け花デモンストレーション、午後1時からは生け花ワークショップがあり、それに引き続いての御茶会でしたからね。心の中で「皆様、大変ご苦労様でした。」って呟くのが精いっぱいの状態でした。短い開催期間での色々な催事でした。帰国後は未だ皆様とはお会いしていませんので、今回の経験に対しての感想はまだ伺っていませんが、本当にお疲れになったことと察します。
10月23日の御茶会のようす ( 撮影:Gene Foulk 氏)
( 撮影:Gene Foulk 氏)
( 撮影:Gene Foulk 氏)
素晴らしいお庭の景色を窓越しに眺めながらのサラ・ローレンス大学音楽室での御煎茶席、どう考えてみてもあり得ない光景でした。恐らく今後も無いことと思います。全くに想像以上の体験でした。文房流晴心会ご社中のご参加の皆様!如何でしたか?「風流ならざるところまた風流」の心境を獲得されましたでしょうか? 和尚的には、時間的余裕があれば大学のお庭で毛氈を敷いてお茶を飲みたかったですね。残念!! 墨蹟パフォーマンスの時に「紅葉秋風に舞う」と書き終わって、大学のお庭で好さんが集めてくれた赤や黄色の葉っぱを和尚が墨蹟に撒いた時には大きな拍手をもらいましたが、将に「風流ならざるところまた風流」でした。エイ!「参禅は須らく実践を要す」ですね。何もかもが新鮮な体験となった一日でした。つづく