和尚のちょっといい話
個展が終了したというのに、今日も何となく奇妙な感覚の中にいます。これは一体何なんでしょう?ニューヨークにいるのに、何処かほかの国にいるような感覚です。
朝方8時半、最後までお手伝いして下さった7名の方を御見送りして、その後、ホテルの部屋で自分の荷物の整理をしましたが、体全体が弛緩したような、昨日までの自分とは別人のような感覚で、今まで何をしていたんだろうってポカンと気の抜けた状態が続き、なかなか次の行動に移行できませんでした。そこへグリフィス教授が迎えに来られ、サラ・ローレンス大学まで戻って、昨日梱包した掛け軸や備品を日本に送るため一緒に郵便局へ行きましたが、これまた大変な作業でなんと2時間要しました。野口先生の荷物が送れるか心配されましたが無事に通過して一同ほっとした次第です。
荷物を本国に送り返した時点でようやく終わった感覚がしました。それと同時に、グリフィス教授はじめ仁さんはこれまでどんなに準備に労を費やしてきたかをしみじみと感じ入りました。また、野口先生始め御社中の皆様、斎藤様、加賀様、好ちゃん、事務局の山口さんの深甚なるサポートに感謝の念でいっぱいになりました。いつもそうですが、終了するまで気が抜けず参加くださった皆様への気配りに欠ける事を本当に申し訳なく思います。もっともっとみなさんのお気持ちに添うように心を尽くさねばなりませんね。毎回終了して知る反省の心です。無事に終了できたのも偏に皆様の温かい思いやりと協力が有っての事と深く感謝申し上げます。また、留守を守ってくださっているすべての方々の御支援にも心より感謝申し上げます。 和尚の我儘にお付き合い頂いて居ることに甘えず今後は少しでもお返しできるように頑張って行きたいと思います。本当に本当に有り難うございました。有り難うございました。友峰和尚より