和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第417話 】
2014年 10月 15日 談
竜胆がまもなく開花します / 寳勝寺中庭にて
「念ずれば花開く」とは坂村真民先生の御言葉です。人生色々、生き方も色々、思いも色々ですが、果たしてどういう生き方が一番理想的かという質問があるならば、皆様はどのような答えをするのでしょうか?それこそ「色々です」という事でしょうか。本当に考えてみますに、人それぞれに日々筆舌に尽くし難い、苦労や困難を乗り越えての道中であるが故に中々簡単には答えられないのが本音なのかもしれません。そんななか、「念ずれば花開く」の言葉は実に自然で「あるがまま」で、要するに日々自然体で心に幸せを念じて、波風を立てずに静かに、しかも確実に規則正しく生活して行けば、おのずと心の安心の花が開くという事だと思います。和尚も最近になって「規則正しく生きる」ことがいかに理に適ったものであるかをしみじみと感じるようになって来ました。思えば何もわからずに黙々と規則正しい修行生活をしていたあの修行時代こそ悟りの中にいたのだと承知するこの頃です。我々を取り巻く地球規模の大自然の営みは不規則に見えて実に規則的であると思います。規則的というのは常に臨機応変に対応できる力を備えているの意味です。人々も尚、常に臨機応変に対応できるようにいつも規則的な生活を目指して日々の精進が求められていると感じた今朝の言葉でした。さてさてこのところ寒暖の激しい日々が続いています。此のこともまた地球環境を守るための「大いなる存在のうごめき」なのかも知れませんね。感謝あるのみです。友峰和尚より