和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第4140話 】
2024年 12月 17日 談
茶室からの 中庭の景色
師走の庭の景色ですが、黄色く色づいたおかめ桜の葉っぱはすっかり落ち寒々とした冬至の風景を見せています。冷たい雨がしきりに降り続く庭の様子を見ているとどこか安堵感さえ覚えます。
多忙を極めた一年でしたが、始まりがあれば必ず終わりがあることを自覚しつつも千秋楽の意味は和尚にとって言葉にならないほどの大事を円成した後の安息の瞬間でもあります。人それぞれに人生の苦労はまちまちであっても、やり切った達成感は同じかと思います。
宝勝寺山門前 の 無電柱化工事
本日は火曜日で和尚の休息日となりましたが、宝勝寺山門前では無電柱化工事が始まりました。今日と明日は通行止めとなり宝勝寺を訪れる参詣者もなくいつもより一段と静かな佇まいを見せています。
宝勝寺から妙立寺(通称:忍者寺)を通り六斗の広見までの電柱を地中に通す工事ですが、今年の夏ごろより開始され来年の春頃までに工事は終了するとの事でした。電柱が無くなれば通りの景観がいっぺんによくなることと楽しみにしています。
宝勝寺の電気配線は本堂修復工事並びにふれあいパーク霊苑改葬工事の際に既に地中化してあり、伝統的建造物としての良い景観を保っています。年々整備されていく金沢各観光地ですが、寺町界隈から電柱が無くなるのは悠久の歴史を感じさせる上でも重要な事だと思います。さて、皆様は如何お過ごしでしょうか。今年も残り少なくなって参りました。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より