和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4138話 】
2024年 12月 15日 談

午前10時半より 浦山家 満中陰忌法要を修業いたしました

 

時々大粒のアラレが激しく地面を叩きつける荒れた天気の一日となりました。否応なくジリジリと大晦日が近づいて来ますが、本日は午前中には浦山家満中陰忌法要が営まれ午後からは墓前開眼納骨諷経が修業されました。今年の法務も次第に終わりに近づいていますが、金沢各兼務寺院の年末大掃除を週明けから始める予定となっており気持ちは一段と今年の終わりを実感しつつあります。

 

午後1時より 墳墓開眼納骨供養諷経が修業されました

自室に保管している一年分の書類等の整理も順次進めていますがあまりの多さに驚きます。近年は事務用紙を減らす傾向にあるようですが和尚世代ではまだまだ紙に頼る傾向があり、パソコンデータでの保存資料を閲覧するのは苦手です。更に今や生成AIパソコンが主流となっていく時代、最早お手上げ状態で和尚の頭の中ではすでに仮想(仮僧)現実的症状が出始めている気がします。資料を保存する手段としてクリアファイルなどを使って仕分けしていますが、それとても「断捨離」の段階に入っているのかも知れません。

 

御供養修業後、豊財院様と懇談いたしました

夕刻 桂岩寺様がご挨拶に来寺くださいました

 

そう言えば大安禅寺保存修理工事に伴い長年保管してきた寺院復興資料も膨大な量になり、整理整頓の為に全て廃棄処分しました。過去を振り返る余裕もなかった約50年間の闘いの歴史も夢又夢となり、タイムカプセルにして地中深く埋めればいつか日の目を見る時が来たのかも知れませんね。さて、まだまだ人生の闘いは続いています。死ぬまで修行!粉骨砕身しながら悔いのない日々を過ごして参りたく思うものです。友峰和尚より

 

 

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