和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3611話 】
2023年 07月 07日 談

野町 少林寺にて、盂蘭盆施餓鬼会の準備をしました

 

「“住職”とは10の職を遂行するから10職と言う」とは和尚の持論ですが、明日は野町少林寺の盂蘭盆施餓鬼会が午前10時半より行われ法要終了後には墓域改葬計画の説明会が開催予定のため、本日は最終の設えと須弥壇の掃除をし真前にお供え物をした後、墓域の草刈りをして寳勝寺に帰山しました。

 

 

 

 

あくまで本日は最終の点検であり、日頃から寺院護持がなされていての年中行事の設え作業でも有ります。中国の高僧、百丈懐海禅師の言葉に「一日作(な)さざれば一日食らわず」とあるように、禅僧として良く頭を使い心を働かす事の大切さを教示しています。身体の動くかぎり智慧と心を働かせ、身を粉にして自分を自由自在に使いこなしていく所に自由無碍なる心境を会得出来るというものです。

 

 

 

住職としての最も重要な日々の法務は祖霊供養の行修である事は言うまでも有りません。盂蘭盆会を明日に控え、父母の恩と祖先の恩に報いんがための報恩菩提の行こそ住職の本分であると自覚する毎日となっています。友峰和尚より

 

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