和尚のちょっといい話
寳勝寺の中庭にて、ぶどう棚を修理しました
大安禅寺先代住職實道和尚(父)が野良仕事から戻ると口癖のように「疲れた!疲れた!」と連発していましたが、当時の年齢はちょうど今の和尚と同じ75歳くらいだったと思います。
最近になってようやく父の労苦を身に染みて感じながら、なんとも父に対しての思いやりに欠けていたとつくづく自省の念に駆られます。歳は取ってみないと分からないのも事実ですが最早手遅れで、父は黄泉の国できっと笑って見ていることと思います。
本日は盂蘭盆会を目前にして境内周りや中庭の掃除をしました。30℃を超える中での作業は老体には堪えますが、汗ビッショリの作業に息が切れまくり、これほどまでに軟弱な体になってしまったのかと自分でも呆れてしまいます。いよいよこれまでか!と叫びたくもなりますが、我慢我慢の作務となりました。
増えすぎた草花を刈り取り、中庭を掃除しました
引き続き山門幕や式台幕を張りましたが、ここでも梯子に登ると足がガタガタ震える始末! 足が震えるようでは人生も一巻の終わりです。嗚呼!なんと悲しい現実か!想像だにしなかった老化現象の加速に愕然とする今日この頃です。
山門と玄関、向拝に幕を吊りました
(株)豊蔵組の江川氏が 自家製たまねぎを届けてくださいました
それでもまだ75歳!なんとか100歳を目指して頑張って参りましょう!
「夏風に そよぐ仏旗や 盆に入る」友峰
「幕張りて お盆を迎う 古寺しずか」友峰
「参詣の 香の煙や 盆近し」友峰
境内の掃除に励む 霊苑事務所スタッフの吉田さんです