和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第350話 】
2014年 08月 05日 談

なんと38度です!台風の影響か、北陸地方は午後になってぐんぐんと気温が上がり35度を突破!間もなく車の掲示器は外気38度を示していました。これだけ気温が上がれば体調を崩す人が続出するのも致し方ないところですが、我慢にも限界がありそうです。そんな猛暑の中、檀家様も体の不調で入院中とのことで早速お見舞いに行って来ました。どの方も長い長いお付き合いをしてきた大切な檀家様、久しぶりにお会いしたこともあって時間の許す限りお見舞いの言葉と世間話に花を咲かせました。お盆までにはお二方様とも退院出来そうだという事で安心して病院を後にしたわけですが、しみじみ健康の有り難さを痛感した次第です。空調のよく効いた病院から一歩外に踏み出せばそこは感熱地獄の様相にて、昔の人々は只ひたすら暑さに耐えながらの生活を余儀なくされていたのかと思うとそれだけでも頭の下がる思いがします。

お盆の行事もどんどん日にちが近づいてきました。地獄の窯のふたが開くとは昔の人は実にうまく言ったものです。お盆ぐらいは流石の鬼も休憩しなきゃやってられない!という事でしょうか? いやはやきっと、煮えたぎった窯のそばで外気が40度の気温では鬼も熱中症にかかりそうだという事でしょうね。ならばいまは高気高齢化社会ということですか? いえいえ高貴高齢化社会を目指しましょう!。それなら和尚も納得です。本当に昔の人は辛抱強い方が多かったと思います。よく師匠に言われました。「忍の一字こそ一生安寧の道なり」と。わかっちゃいるけどこの猛暑だけはどうにもこうにも我慢のしょうがありませんね。暦の上では間もなく立秋です。残暑厳しき毎日ですが、皆様元気を出してまいりましょうか。友峰和尚より

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