和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3246話 】
2022年 07月 07日 談

市内にお住まいの 鏑木様のお家にて

 

連日31℃を超える夏日となっていましたが、本日は日中気温29℃とようやく30℃を下回り、たった2℃ほどの差があるだけで随分と涼しく感じるものです。午前中に、先般少林寺での「お寺de囲碁 碁縁会」開催のおり新聞記事を御覧になった御二方のお家へ碁盤と碁石を頂きに行って来ました。

 

お父上の代から長年愛用されていたという 碁盤と碁石

 

 

最近では碁を打つ方が減少傾向にあり、御自宅で保管されていた碁盤と碁石をお寺に寄贈したい旨のお電話を頂き早速参上したわけですが、驚いたことに金沢市内にお住まいの鏑木(かぶらき)様は以前大安禅寺に参拝され、その際には和尚の姫観音図色紙を求められたそうでそれを見せてくださいましたが、なんとも仏縁の不可思議さを強く感じました。ご主人様が長年囲碁を趣味としておられ、現在は囲碁4段の資格を持っておられるとのことでした。

 

以前 大安禅寺で求められたという 和尚の色紙を見せてくださいました

 

 

鏑木様御夫妻とともに

 

また碁縁会の前日に少林寺を訪ねてくださった河部様は、これまで囲碁娯楽室を開いていましたがお店を閉めたため、このたび囲碁セットや将棋の台や駒を含め数台の寄贈を受けました。今後は少林寺をはじめ金沢兼務寺院に於いて地域活性化を目的とした囲碁や将棋などのイベントを開催して参りたく願っています。

 

少林寺の近くにお住まいの 河部様とともに

 

次々に色々な御縁の広がりを見せていく金沢各兼務寺院での活動となっていますが、明後日からは「盂蘭盆大施餓鬼会」の法要が厳修されることとなっています。盂蘭盆会修業の際に読む回向文の中に「仏身は法界に充満して 普く一切群生(ぐんじょう)の前に現ず 縁に随い感に赴いて周(あまね)からざるということなし しかも常に此の菩提の座に処し給う」とあるように、須らく仏縁のなせるわざだと思います。南無観世音菩薩 南無観世音菩薩  友峰和尚より

 

 

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