和尚のちょっといい話
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花しょうぶ園の整備には色々なメリットがあり、自然小動物達の営みに接する機会でも有ります。特にこの時期、多くの珍しい野鳥がやってくるのも昆虫を始めとする食べ物が急増するからだと思います。またカエルたちの繁殖期でもあり、作業をしながら幾種類かのカエル達の鳴き声を聞いているだけでも癒されます。
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水の中の カエルの卵
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土の中の カエルの卵
カエルの産卵場所も種類によって異なり、天然記念物のモリアオガエルは木の枝に、ヒキガエルは帯状のゼラチンのような液体の中に、ニホンアカガエルもゼラチンの塊を水中に産みつけ、そしてシュレーゲルアオガエルは畔土の中に卵を産みつけます。
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池の上の南天に産み付けられた モリアオガエルの卵 (2018年5月撮影)
それぞれに外敵から卵を守るための親としての工夫で、モリアオガエルは木の枝の先端に卵を産み、孵化すると水辺にポトポトと滴れ落ちてオタマジャクシになります。作業をしながらカエルの生態の勉強が出来、おまけに求愛する鳴き声とその仕草には微笑んでしまいます。しかし喜んでばかりはおれません! 野鳥やイモリたちがオタマジャクシを狙っているからです。
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高木裕雄樹 現場主任とともに
さて、今朝がた一番に現場主任の文建協職員・高木裕雄樹氏と鐘楼前でご挨拶しましたが、2日間に渡る文化庁・長尾充調査官の現場視察に対し重文諸堂修理保存工事説明報告の責務を無事に終えられ、天晴れ!天晴れ! 清々しい満面の笑顔でした。高木主任、本当にご苦労様でした!今後もご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。友峰和尚より
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