和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2630話 】
2020年 10月 29日 談
本日、滋賀県在住の娘からアマビエの作品が送られて来ました。ツイッターやSNSで話題になった「アマビエ」ですが、現在も相変わらずその人気は衰え知らずです。
そもそも今年に入って、新型コロナウイルスの感染が広がるにつれSNSで発信されたのがきっかけとなって一気に全国に広がったそうですが、その妖怪アマビエは江戸時代のたった一枚の刷り物(瓦版)に端を発してるというから驚きです。
京都大学附属図書館所蔵 の アマビエに関する書物
『越前国主記』より「海彦(アマビコ)」(福井県立図書館蔵)
なんと福井県在住の長野栄俊氏がアマビエ研究の第一人者ということで二度驚きましたが、実は「越前国主記」(福井県立図書館蔵)に海彦(あまびこ)として3本足の妖怪図が記載されており、本来「アマビエ」ではなく「アマビコ」が正解だと記されています。なるほどアマビコとアマビエは一字違いで「海彦(あまびこ)」の方が資料が古いとなればアマビコが正解ですね。アマビエがコロナウイルス感染予防に絶大なる効果が有るか無いかは別として、ひとつのおまじないとして飾っておくのも良いかと思います。
さて和尚は午後から姫観音図描きに専念しましたが、こちらも飾っておくときっと皆様を幸せにしてくれる姫観音様です。頑張って描いて参りましょう!友峰和尚より
霊苑管理事務所スタッフの久保さんと 福邦銀行金沢支店の舟橋さんとともに