和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2593話 】
2020年 09月 22日 談
令和2年度 大安禅寺 秋季彼岸会並びに放生会
秋分の日の今日、午前10時半より「大安禅寺秋季彼岸会並びに放生会」が厳修されました。これ以上爽やかな日和はこれまで無かったと思うほど、暑くも無し寒くも無し、真に以って彼岸の意味で有る「中道」を思わせる気候の中での今年最後の行事となりました。
臨済宗妙心寺派無相教会花園流御詠歌 奉納
卑山花園流ご詠歌女性部の詠唱は日頃の練習成果が如実に表れ、コロナウイルス感染予防のため全ての窓を開放した中、境内一帯を清めるかのように美しい声が隅々にまで浸透していました。
放生会も引き続き修業され、檀信徒一同それぞれが本尊前にお祀りされた桶の中で泳ぐ鯉に甘露の水を注ぎ、慈悲の行を行いました。法要終了後には、今年一年間無事に全ての年中行事を終える事が出来、檀信徒皆様のご協力に対し謝意を述べました。コロナウイルス禍に有って、本当に心から感謝したものです。
桶の中で泳ぐ鯉に甘露の水を注ぎ、慈悲の行を行っている様子
法要終了後、住職法話
金沢各寺院の彼岸会諷経も、戻り次第修業したいと思っています。オンライン法要が全国的に主流となる中、今後の法要の進め方にも工夫が求められ、寳勝寺でもホームページを有効に利用して常にオンラインでお参り出来るシステムを導入したいと考えています。「窮して変じ 変じて通ず」の禅語の実践が仏法興隆のキーワードとなるよう、布教活動に集中して参りたいと念じています。友峰和尚より
法要前 藤田通麿総代様とともに / 愈好亭にて