和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2550話 】
2020年 08月 10日 談
住職とお檀家様との御縁は御家夫々に異なりますが、新しくお檀家となられた場合はまた違った御法縁が結ばれていきます。本日午前中に故・山田昭二様葬送の儀が執り行われ導師を勤めましたが、故人との御縁は実に先代住職実道和尚から新命副住職まで3代に渡ってお参りさせて頂いております。
今から約50年前に大安禅寺の新しいお檀家と成り、以後今日まで年中行事には必ず出席され、また年頭回礼、お盆棚経を欠かさず励行され特に諷経の際には祖霊供養に合わせ大東亜戦争戦没者英霊についてもご供養を続けて来られました。
お盆棚経に於いては、今では見ることも少なくなった施餓鬼棚を仏壇とは別に設え、実に丁寧なご供養を続けて来られました。行年92歳でしたが、その人生哲学には和尚も深く共感したものでした。食事療法での献立や 健康法についても色々学ばせて頂きました。お二人のお子様の献身的看護もあって92年の人生を全うされた故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。友峰和尚より