和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2472話 】
2020年 05月 24日 談
金沢市野町 少林寺の庭園
ここしばらくはお天気が続くとの予報で、先日除草剤を散布した少林寺墓地に出向き2度目の散布をしました。もちろん全ての場所に散布できるわけではなく、手仕事での杉苔の草引きは時間を掛けて丁寧にやらねばなりません。何事もそうですが、手を掛けた分、あとの仕事が楽になります。
「閑中 日月長し」
少林寺本堂裏手の杉苔の庭は、こじんまりとした枯山水庭園ですが実に美しく歴史を感じさせてくれます。少林寺に引き続き、寳勝寺「奥の院」歴代墓の草引きも合わせて行いました。「先手必勝」の言葉は草引きにも通じる言葉で、草茫々となっては手の施しようも有りません。
寳勝寺ふれあいパーク霊苑 奥の院にて
「花 閑かにして 鳥 自ずから啼く」
「和気 堂に満つ」
さて寳勝寺ふれあいパーク霊苑の薔薇を始めとする四季の草花が現在満開となっています。「花閑かにして鳥自ずから啼く」の禅語あり!草引きの中、さえずる初夏の鳥たちも開花を楽しんでいるように思います。禅寺の佇まいは何処までも「閑中日月長し」の様相です。友峰和尚より