和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2442話 】
2020年 04月 24日 談
大工棟梁 河野氏とともに
現場主任の松浦建設㈱大工棟梁・河野氏の案内で、本日は初めて本堂保存修理工事現場の天辺まで登り視察しました。最上階に立ってみると余りの工事スケールの大きさに驚きましたが、現在も着々と工事が進められており安堵しました。
本堂屋根の最頂部へ上ります
普段は卑山事務局から送られるメール写真で工事の進捗状況を確認していましたが、やはり写真で見るのと現場に立って見るのとでは雲泥の差が有ります。
足場でもない限り本堂屋根最上部を直に見ることなど不可能ですから、本日は上層部の瓦の状況など真近に観察出来、有り難く思いました。今後は屋根瓦を一枚一枚丁寧に取り外し、記録を残しながらの作業に入るそうですが、つくづく重要文化財の重みを感じた視察となりました。
福井藩主松平家 葵の御紋
越前松平家初代 結城秀康公の 五七の桐紋
最後には久しぶりに本堂内を見学しましたが、ガランとした風景には懐かしさを感じたものです。約十年後には諸堂保存修理工事の完成を見るわけですが、日々健康に気を付けながら、完成を目指して頑張って参りたいと願っています。友峰和尚より