和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第2123話 】
2019年 06月 11日 談
朝方の気温が16℃と少し肌寒く感じましたが凌ぎやすい一日となっています。平日にも関わらず花菖蒲園には多くの観賞者が訪れているとの報告を受けて嬉しく思っています。毎年頭を悩ませる園内の整備作業ですが、今年もなんとか無事に完了出来て安堵したものです。
愈好亭渡り廊下の垣根を 修復しています
今年で36回目となる「花菖蒲祭」ですが、最初の苗を植えてから38年目になります。当時、政府の減反政策で休耕田となった水田跡地を活用するため花菖蒲の花を選んで植栽したのですが、今ではすっかり6月の風物詩として定着し、多くの市民の憩いの場ともなりました。「人生はコツコツと歩め」とは先代住職実道和尚の遺言ですが、今年から本格的に着手された重文卑山諸堂修理工事を考えるとき、本当に万感の思いが込上げてきます。花菖蒲のお蔭で一躍「花の寺」として有名になり、現在では新命副住職の「生き生き法話」と共に多くの参拝者が訪れる寺院となっています。約40年前には一年を通しても数百名しか参拝者の無かった大安禅寺も、今では数万人を超える参拝客を迎える禅寺となりました。まさに「人生はコツコツと歩め」、今後もコツコツと頑張って行きたいと願っています。友峰和尚より
孫達が遊びに来て 大賑わいでした