和尚のちょっといい話
日本国を始め世界中のアーティストが参加した「第一回アート・サクレ芸術祭」ですが、想像以上に反響があり、日を増すごとに開催評価が高まっているとの情報を得て大変嬉しく思っています。
開催地のサンリス市は中世の歴史的建造物が立ち並び、素晴らしい教会が多く保存され、今回の開催会場・聖ピエール教会も荒廃していた建物を市が全面的に修理したのが4年前で、その後は色々な催事に利用され文化芸術の推奨の場所となっているそうです。
お隣りのシャンティ市には、世界的な観光地としても有名な古城シャンティ城が有り、その美しさには定評があります。日本人の居住者が大変少ないサンリス市だけに、今回招待された野口社中皆様の着物姿には来場者からも溜め息が漏れるほどでした。その上、茶道・華道を長年されているご婦人皆様ですから尚更のこと立ち居振る舞いは見事で、一層美しく感じました。
会場にて親しくなった 哲学者のアダムさんと
毎回 大盛況となったお茶席
サンリス市の市花 ユリを描いたお茶碗
一席終了後、来場者の皆様をお見送り
最終日最後のお茶席にて 終了時スタンディングオベーションが沸き起こりました
皆様との記念撮影
アダムさんご夫妻とともに
日本のことを知らないわけでは無いにしても、茶道や華道そして禅僧の墨蹟大書に坐禅体験など、市民の皆様の前で披露出来た事に感謝するものです。芸術祭は27日まで開催され、まだまだ沢山のイベントが予定されているようです。
禅語の意味を訳してくれた 通訳担当の堀内さんと安村さん
さて、今回も沢山の人との出会いが有りました。フランスでの個展開催だったので言葉の疎通を大変心配しましたが、通訳を担当して下さった素晴らしい実力派の女性との出会いが禅の心をしっかり伝えてくださいました。
人生にとって、人との出会いほど大切なものは無いと改めて自覚と感謝をした芸術祭参加となりました。友峰和尚より
神々しい光の差し込む 朝の教会にて