和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2028話 】
2019年 03月 08日 談

枝垂紅梅 / 宝勝寺境内

鶯の鳴く声が境内いっぱいに響き渡っています。春の到来を実感するには最も端的で心が浮き浮きとして来るものです。人それぞれに春到来の感じ方は違うと思いますが、和尚は毎年、鶯の初鳴きを一番待ち望んでいます。

 

野菖蒲

法務で鹿児島指宿に出張していた副住職が戻り、朝一番に今後の事業遂行についての打ち合わせをした後、お檀家様の年忌お参りに出掛けました。新命副住職に法務をお願いしてある為、大安禅寺お檀家様との交流が少なくなっている中での法務遂行故出来るだけ時間をとってご家族との懇親を大切にしています。

 

こでまり

僧侶の役割として読経は勿論ですが、お勤め後のなにげない会話ほど重要な事は有りません。日常出来事の色々な会話を交わしているうちに、いつしかカウンセリングになっている事が多々あるからです。悩みの無い家庭など一軒もありませんから、僧侶としての大切な役割は「気づき」のチャンスを説くことと思っています。所謂「目を覚ます」場でも有るかと思います。僧侶の助言で一気に悩みから解放されれば幸いです。

 

おとめつばき

さて「全国宗務所長会」が3月12日より京都大本山 妙心寺・宗務本所で開催されるのを前に、今日は金沢に入りました。寺院の護持運営も僧侶としての大切な仕事となっています。住職とは十(じゅう)の職務を遂行する人だそうです! 和尚は自由(じゆう)職が一番理想だと思っていますよ。ピコ! 友峰和尚より

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