和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1982話 】
2019年 01月 21日 談

朝から寒々とした雪模様の天気となりましたが午後には止みホッとしました。雪国は一日でも降雪が遅いほうが助かります。昨日に引き続き干支色紙の落款捺しと多当紙(色紙を入れる袋)の表書きをしましたが、時折アトリエから望む風景に心を癒されながらの作業となりました。

数百年の歴史を有する多くの木々に囲まれたアトリエの空間は、時間の過ぎゆくのを忘れてしまうほどです。最近は金沢での法務遂行が増えて来たため、自坊の大安禅寺で過ごすときは務めて一人っきりでの時間を作るようにし、合間をみて坐禅瞑想をしています。坐禅そのものは場所を選ばないのですが、やはり閑静な山中に有っての坐禅は格別な自然との調和を感じます。普段は気づかないような、周囲から聞こえる色々な音にも敏感に感応するものです。しばらく留守をしていたためか、天井裏ではネズミの鳴く声がしていました。和尚の居ない部屋は小動物たちの楽園になりつつあるようです。友峰和尚より

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