和尚のちょっといい話

iihanasi_top

友峰和尚のちょっといい話 【 第1919話 】
2018年 11月 19日 談

沖縄の朝 首里城にやって来ました 守礼門にて

臨済宗妙心寺派・滋賀北陸教区宗務所長を拝命して6年が過ぎようとしています。本日は、日本の最南端・石垣島の桃林寺様に全国より20数名の宗務所長が集まり、南の島に於ける布教活動の現場を視察することになっています。

勧会門

もうずいぶん昔々の話になりますが、昭和45年、西宮市・海清寺専門道場に入門した折、海清寺会下が住職する沖縄市首里・西来院の落慶法要に老大師を始め雲水全員が出頭し那覇市内を托鉢したものです。

 

首里城正殿 玉座にて

その当時、沖縄へ行くにはパスポートが必要で今も大切に保存しています。そんな時代ですから、托鉢したものの沖縄市民には托鉢の意味を知る人も無く只管大きな声で「ホーホー」と声を出して歩いたのを思い出します。当然の事ながら、臨済宗妙心寺派とはいっても法要の仕方も本土とは全く異なったものでしたが、現在では住職の賢明な布教活動によって本山流の法式に戻りつつあるようです。今回の石垣島での研修を楽しみにしています。友峰和尚より

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870