和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1916話 】
2018年 11月 16日 談
平成30年 11月度 宝勝寺木曜坐禅会
「吾が心 秋月に似たり 碧潭(へきたん)清うして皎潔(こうけつ)たり 物の比倫に堪うる無し 我をして如何が説かしめん」とは寒山詩の名句です。確かにこの時期のお月様は実に清々として澄み切って見えます。自分の心もまた秋月のように爽やかで実に穏やかです といった詩ですが、昨晩の坐禅はまったくにこの詩の如く大変気持ちの良いものでした。
一年を通して、毎日が清々しく安心の心で過ごすことが出来れば何も言うことは無いのですが、どっこい!そんなに調子良く行かないのが人生! だったらせめてもの一日ぐらいは穏やかで楽しく過ごせたらと思うのも人間です。
白隠禅師坐禅和讃 唱和
坐禅は有り難い事に、僅かの時間で深い安心に導いてくれるという優れた方法なんです! そのヒントは「調息」で、我々の心臓は生まれてこのかた止まることなく動いているわけですが、最も大切な心臓の調子を整えるのが「坐禅」なのです。即ち「心の働き」と「心臓の働き」は一体のもので、「身体と呼吸と心」を同時に整えていくのが坐禅だと思います。
西方寺御住職 と 瑞光寺信徒 咲川様とともに
川面専務 と 北國新聞の担当者様とともに
さて11月も後半に入りました。一日一日を大切にリズミカルに過ごして行きたいものですね!友峰和尚より