和尚のちょっといい話

iihanasi_top

友峰和尚のちょっといい話 【 第1816話 】
2018年 08月 08日 談

 

台風13号の影響からか、午後から雨になり気温も27℃と過ごし易くなりました。かなり大型の台風らしく関東地方が大荒れの天気になるとかで大変心配されます。このところの気候変動による災害は、全世界的に拡大を続けています。今年に入ってから日本も立て続けに大きな災害被害を受けており不安が募る一方で、明日は我が身に襲って来るかも知れない災害故に、日々の気象情報には神経をとがらせています。

 

 

午前中は卑山諸堂修復工事に関する打ち合わせが有りましたが、これだけ日常的に災害が発生すると、修復工事にも万全を期して臨みたいと思っています。午後からはお盆の棚経(たなぎょう)に出掛け、読経後はお檀家さん家族との団欒になりましたが、御先祖の霊供養のみならず御家族との親交ほど心が和むものは有りません。

 

三上家にて ご家族揃ってのお盆のお参り

三上祐輔君は幼少の頃より、和尚がお参りに行きますと必ずお祖父様と一緒にお経を唱え、お寺の行事にも必ず参加していました。今日も和尚が諷経に行きましたが、その祐輔君も今では20歳! 一流のパティシエを目指して目下金沢で修行中! まもなく本格的実践に入るという話を聞き、大変嬉しく思ったものです。なにしろ祐輔君は「おじいちゃんっ子」でしたから、今年亡くなられたお祖父様も草葉の陰で眼を細めて見守っておられる事と思います。

 

現在は新命副住職が各御家の棚経をしており、お檀家様とも交流を深めているようです。お盆の棚経は、祖霊供養を通してお檀家皆様と親交を深めながら御仏の慈悲心の御利益を授かる安心のひとときとなる事を念じて止みません。友峰和尚より

 

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870