和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1723話 】
2018年 05月 07日 談
ゴールデンウイークを過ぎた小雨の一日、卑山「ふれあいパーク霊苑」が見事なシチュエーションを見せています。まさに御仏の慈悲の雨を受けた霊苑は言葉も無いほど清々としています。
これは、霊苑をデザインした宮崎邦英デザイナーの真骨頂の反映でも有ります。どの部分を切り取って撮影しても額縁にしっかりとした作品として収まるほど、デザインに力を感じたものです。
山門入口より霊苑に至るまでの植栽のひとつひとつにも真心を感じます。久しぶりに休息日となった「太白山 寳勝寺」は、国選定金沢寺町伝統的建造物寺院群にふさわしい古刹禅寺としての風格を今、前面に出現しているようです。
ふれあいパーク霊苑が昨年七月に完成しまもなく一年目のお盆を迎えようとしていますが、霊苑には少しずつながら墓標も増え、たくさん植えられている草花や樹々も自分の立ち位置を自覚しながら見事に開花を始めています。このところ「終活」と称してテレビや雑誌で新しい企画の墓地や納骨堂の話題が多く取り上げられていますが、寳勝寺ふれあいパーク霊苑は、まさにそれらのすべてを網羅した未来霊苑であると確信するものです。我々の黄泉の国を彷彿とする花園が小雨を受けていっそう美しく感じた休息日のひと時となりました。皆様、是非いちど見学に来てみませんか? きっと黄泉の国を現実のものとして捉えることが出来る事を願っています。友峰和尚より