和尚のちょっといい話
四月度 木曜坐禅会にて / 寳勝寺 御内陣
寳勝寺で坐禅会を立ち上げて丸三年になり、毎月第三木曜日の夕刻六時半より始まり、九時に終わります。一昨日は八名が参加されましたが、この時期の坐禅は実に気持ちが良くゆったりした気分になるものです。なぜかと言えば、木々の若芽の成長に似て人間もどうやら同じリズムで気持ちをリフレッシュさせるような気がします。
現在は毎月一回のペースで開催されていますが、和尚自身はほとんど毎日坐るよう心がけています。「ヨガ」がブームのようですが、ヨガはいわゆる坐禅の前のストレッチ的役目を持っているように思います。ひとたび坐を組めば動くことは許されず、不動心、不退転の心境で黙々と坐禅三昧の禅定の境地を目指します。
作法などを 指導しているところ
坐禅後の茶礼にて / 曹洞宗寺院でも参禅されている方から お話を伺っているようす
古来より「何にも思わぬは仏の稽古なり」と言い伝えられるが如く、坐禅は「無心無我」の境地を体得するところにその目的を有します。ひとたび無心の境地を体得すれば、それで無事円成となります。どっこい、そう簡単には手に入れることが難しい境地だからこその日々の坐禅修練が必須となりますね。
本日午後 中本社長様 大竹社長様とともに
さて、「無心」の境地をいったい何に使うのか? 言わずと知れた日々の仕事の中に活かされてこその坐禅です。「いらっしやいませ!」「有り難うございました!」「お気を付けて!」 寺カフェスタッフの丁寧で元気な声が飛び交う清々しい一日となったようです。友峰和尚より