和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1708話 】
2018年 04月 22日 談
紅椿 さつき 瓢箪木
一日を振り返ってみて必ず心に思う言葉は「ありがとう おかげさま」で、ほかに言葉は見当たりません。和尚の母がつねづね口にした言葉も、「有り難う」のひと言でした。「有り難う」とは「今ある事が難しい」という意味で、言い換えれば無事であることを喜ぶ言葉です。
春麗らかな ふれあいパーク霊苑の風景
咲き揃う アジュガの花々
今日は母の祥月命日で九十二歳の人生を全うしたわけですが、実に素晴らしい母であったと感謝の気持ちでいっぱいになります。現在は妻が暁鐘を撞いていますが、以前は母が担当しており、鐘を撞き終わると必ず卑山鎮守堂に向かって柏手を打ち深く合掌をしていた姿を思い出します。和尚も、母に習っていつの間にか暁鐘を撞いた後は同じく柏手を打ってお祈りしています。明日は父の月命日ですが、父と母の命日が一日違いということも不思議な気がします。
霊苑での ご供養が営まれました
さて、本日はふれあいパーク霊苑での法要が営まれました。先祖の恩、父母の恩を忘れないように、日々感謝の気持ちの中で供養できる事に深い仏縁を思うものです。友峰和尚より
京都香老舗 松栄堂さまとともに