和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1707話 】
2018年 04月 21日 談

青々と萌え始めた苔

長野県木曽郡 臨済宗妙心寺派各寺院への長い長い春季定期巡教を終え、本日夜半には新命副住職が帰寺予定ということで、午前中の「生き生き法話」には尚更集中して副住職の代役を果たしました。新命には本当にご苦労様でしたと労いの言葉を掛けたいと思います。近年の各寺院に於ける布教活動も、少子高齢化の影響からか大変難しくなっています。とは言え寺にじっとしていてはますます寺離れが加速する一方ですから、昔のスタイルに戻って積極的かつダイナミックに仏法の神髄を伝道して欲しいものです。

本日の生き生き法話にて

「辻説法」と言って、場所を問わずあらゆる街頭に立って説法した時代が有ります。全国に約7万4千もの寺院が有りますが、江戸時代に幕府より「檀家制度」を施行されてからは、次第にお寺の中での説法に変わっていったようです。近年、集会場を始めとする多くの葬祭場や会館が増えるにつれ極端な「寺離れ」が進んでおり、妙心寺としても高等布教師による全国巡教に特に力を入れています。さて、今日の「生き生き法話」のお客様は大阪からで、チョコレート菓子を製造する会社の社員の皆様でした。和尚もこのところはスポットでの法話となっていますが、お客様の笑顔が何より嬉しいですね。

平安時代作造と伝わる 大日如来座像を拝観される皆様

幕末の歌人 橘 曙覧(たちばなあけみ)の子孫の方々 子孫会の打ち合わせです

雪害修復工事が続いています

明日からは金沢寳勝寺、少林寺、傳燈寺での法務活動です。初夏の風を感じながらの法務遂行は実に軽快! ありがとう!おかげさま!の感謝の気持ちで頑張ります。友峰和尚より

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