和尚のちょっといい話
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友峰和尚のちょっといい話 【 第1636話 】
2018年 02月 09日 談
野町・少林寺 中庭側の落雪
2月4日から降り続いた大雪のため、連日雪対策に追われたこの一週間でした。昭和56年の北陸豪雪の時、和尚は34歳でしたから、新命副住職が誕生するちょうど一年前の出来事です。あれから36年が経って再び豪雪に見舞われることとなったわけですが、新命和尚にとってはなにもかもが初めての経験できっと戸惑ったことと思います。
屋根雪が ガラス戸 を 突き破る 勢い
節分明けに金沢寺院の法務遂行の為に出向いたものの、豪雪報道がなされる度、自坊が心配で胸の痛む毎日でした。当然の事ながら金沢兼務寺院でも連日除雪に追われましたが、今日は午前9時より少林寺本堂除雪の段取りを済ませた後、JR北陸線がいまだ不通ということで急きょ車で自坊に戻りました。
少林寺にて 業者さんに境内除雪の指示をしているところ
図面と写真で 雪に隠れた石柱などの位置を説明し 壊さないようにお願いしました
先々代住職の奥様に 除雪状況をお伝えしているところ
夕方 福井に戻り 大安禅寺屋根の雪下ろし
瓦がずり落ち 雨漏りが始まっている箇所も
あまりの建物被害の大きさに愕然としたものでした。早速に新命副住職とともに屋根へ上がって、最も危険な場所の除雪にあたりました。今回は重要文化財でも有る多くの卑山建造物に甚大な被害が出ており、今後の降雪が更に心配されるところです。明日からは少しずつ雪害復旧に当たりたいと念じています。
古人曰く「刻苦光明必ず盛大なり」、只管精進努力するしか和尚に活路は無いようです。友峰和尚より