和尚のちょっといい話
今日と明日にかけて全国的に成人式が行われます。和尚の成人式はもう50年も前のことで、当時は京都在住であった為、残念ながら地元主催の式典には出席出来ませんでした。今年成人式を迎える新成人は123万人だそうで、成人を心からお祝いしたいと思います。和尚の世代は戦後のベビーブームの中で約268万人が生まれたそうですから、現在のザーッと2倍ということになります。昭和22年から昭和24年にかけて合計約800万人が生まれ、その世代は通称「団塊の世代」と呼ばれています。我が国のバブル成長期を生み出したエネルギーも、団塊の世代の「数」の力が影響したのかも知れません。とにかく多勢に無勢ですから、現在の人口減少が気になるところです。
「石川雅朗が生きた八十年の軌跡」 2012年4月12日発刊
最近よく聞く「少子高齢化社会」という言葉ですが、その渦中にあって高齢者の方々が「自分史」を出版される傾向があるようです。先日、日頃からご厚誼頂いている富山県魚津市にお住まいの石川雅朗氏より、「石川雅朗が生きた八十年の軌跡」という出版本を御恵送頂き、さっそく拝読させて頂きました。傘寿(かさじゅ)のお祝いを記念して自分の人生史をまとめられたそうですが、石川氏は一代で石川製麺株式会社を築き上げ、現在は御子息に社長職を委ね会長として元気に活躍されておられます。
昨年末 大安禅寺へ御来山下さった石川会長御夫妻
石川製麺と言えば「雅朗うどん」と和尚が思うほど、会長の人生そのままに「こし一番!」で、名水つゆとセットで販売されており、人気を博しています。人生50年から今や人生80年の時代、誰もが色々な人生の苦楽を経験しながら歩んでおられることと思います。日々の想い出を綴って自分史を後世に残しておくのも大切な事だと思います。和尚のブログも自分の日々の記憶史として頑張って書いていきたいと念じています。ピコ! 友峰和尚より