和尚のちょっといい話
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友峰和尚のちょっといい話 【 第1279話 】
2017年 02月 17日 談
昨年の3月10日に「寳勝寺木曜坐禅会」が発足し、昨日はちょうど丸一年目を迎えました。会員は現在約10名ですが、この1年間休むことなく、よく精進して来られたと思います。最近はヨガがブームになっていますが、坐禅は「身・気・心」を整える瞑想法で、適切な指導を受けて継続していくうちに身体全体に気がみなぎり、自然と心が落ち着いていくものです。
電子機器が発展した今の時代は、昔と違って一人きりになる時間も減少傾向に有るかと思われます。人間の心は外に向かえば向かうほど不安定になるものですから、いちど思い切って静かに坐って自分の心と対面してみるのも大切だと思います。
坐禅終了後の茶礼にて
「何にも思わぬは仏の稽古也」と有りますように、坐禅をしながら呼吸を整えることで、まるで宇宙の中の地球のように体全体が空中を浮遊しているような爽快さを味わうものです。「心こそ 迷わす心なれ 心に心 心許すな」という世語の如く、日々の心の有り様は「自分の心」がキーワードです。皆様もぜひ坐禅にトライしてみて下さい。人生、「思い切り!」が大切ですし、人生観もガラリ!と変わると言うものです。
祥月命日御供養 の ようす
さて午前中には、河原市石材㈱の社長様と寳勝寺永代墓・墓石移転の打ち合わせをしましたが、「念には念を入れよ」で、綿々密密な改葬工事を進めて行きたいと念じています。友峰和尚より