和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1259話 】
2017年 01月 28日 談
大安禅寺 節分会 福豆づくり
2月3日の節分会が迫ってきました。愈々本当の大晦日を迎えるといったところですが、翌4日が立春で、ここで暦が替わります。所謂申年から酉年に替わるわけですが、お隣りの中国では「春節」と言って本日、旧正月のお祝いをしますように、春を迎える喜びは世界中の人々にとって皆同じだと思います。今日も早朝より、節分会の御祈願札書きに専念しました。大安禅寺の御本尊様は、今から約千三百年前に行基菩薩が作像されたと言い伝えられる正十一面観世音菩薩で、健康祈願と縁結びの御利益ありと伝わる霊験あらたかな観音様です。その正観世音菩薩の御利益の霊威がご祈祷によってそのまま「御札(おふだ)」に宿り、護符として皆様を難事よりお守りするものです。また当日の「鬼やらい」の為の「炒り豆」と「福豆づくり」もお手伝いの御婦人方々によって作られました。どれもこれも手作り作業ですから、本当に心のこもった「福豆」です。
節分御祈祷祭終了後には福引大会が開催されますので、皆様お誘いあわせの上、是非ご来寺頂きたいと思います。和尚の座右の銘として「好事魔多し」という言葉を常に心しています。要するに、良き事も無きに如かずですね。「中道」こそ仏教の真理で有りますから、福引は空くじなしにしてあります。皆が幸せである事を祈願する行事ですのでおおいに盛り上がって頂き、元気に立春を迎えましょう。友峰和尚より