和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1244話 】
2017年 01月 13日 談
大安禅寺で8年間勤務され、その後パリで画家として活躍している荒木芳栄さんがこの度、東京都渋谷区広尾の「ギャラリー さぼん」で個展を開催されました。期間は13日から25日までで、今日はそのお祝いの為に日帰りで東京へ行って来ました。彼女のご主人はパリで「ギャラリー メタノイア」を経営しておられ、以前、和尚もご縁で墨蹟禅画展を開催させて頂きました。
今回は写真の如く「魚」を画題にした作品を中心に展示してありましたが、その他にも版画や陶器のレリーフ等も展示され、見事な出来映えでした。フランスに渡って約15年になるそうですが、作風も一段と洗練され、最近ではイタリアを始めヨーロッパ各国で個展を開催されているとの事。本日は「日中友好の朝顔の会」の武藤靖様とギャラリーで待ち合わせ、時間の許す限り歓談しました。
本来は明日がオープニングパーティで、和尚は都合により東京日帰りの強行軍となってしまいましたが、つくづく北陸新幹線のお陰と感謝いたしました。昔では考えられない事ですね。それにしても東京駅の便利さには驚きました。実に丁寧な案内板がいたる所に掲げられており、同時に駅員さんも親切です。世界的にも評判の高い大都市・東京。今年からは政府が4千万人の外国人観光客誘致に乗り出すそうです。それとグーグル地図にも感謝しました。お陰で迷僧にならなくて済みました。 北陸は雪、東京は晴れ。なんとも異次元空間を往来した不思議な感覚の一日でした。荒木画伯作品のようなゆったり、のんびりした人生を歩みたいものですね。友峰和尚より