和尚のちょっといい話
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友峰和尚のちょっといい話 【 第1194話 】
2016年 11月 24日 談
「焚くほどに 風が持てくる 落ち葉かな」とはかの有名な良寛和尚の歌ですが、和尚が聞いたのは「掃えども 風が持てくる 落ち葉かな」でした。いずれもよく似た歌ですが、この時期の落ち葉には閉口してしまいます。掃いても掃いても次々に枯れ葉が舞い落ちてきますから、日々の掃き掃除は欠かせません。油断すれば落ち葉が雪の下となり、掃除がもっともっとややこしくなるからです。人生もまったくにそうで、毎日の心の整理整頓こそが次へのステップにつながります。手遅れにならないよう、努力の積み重ねが求められているようです。
寶勝寺霊苑改葬工事も工事車両が一気に増え進展を見せていますが、現在、植栽用井戸掘りも同時に進行しています。現場でじっと工事の様子を伺っていますが、その井戸掘りとて一進一退で、そう簡単には行きません。こちらも「エンヤコラ!ドッコイショ!」って只管、鉄パイプを打ち込むしか方法が無いようです。
ひと突きするたびに地響きが堂内に伝わり、まるで地震のようです。ご近所の皆様には本当に御迷惑をおかけしており申し訳もございません。御町内の皆様の御理解とご協力に感謝申し上げます。今晩は木曜坐禅会が開催されますが、やはり静かに坐っている時が一番安心出来るようですね。お時間が有りましたら是非坐禅に来て下さい。さて、大安禅寺から門松のニュースが届きました。今年もあと一か月あまり、皆様元気に参りましょう!! 友峰和尚より
大安禅寺 2017年迎春の門松