和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1165話 】
2016年 10月 26日 談
大安禅寺花園流御詠歌女性部 総茶礼 / 大安禅寺 客寮にて
午前中には大安禅寺花園流御詠歌女性部の皆様との総茶礼となりました。家内が女性部を結成して約十年になるそうですが、今なお皆熱心に日々の練習に取り組んでおられます。最近では新しい楽曲も発表され新しい試みがなされています。伝統を受け継いでいく事は困難な時代でも有りますが、また本山・妙心寺の伝統を守って行くという自負心が講員を支えている面もあるようです。声を出す事は健康管理にも大変効果があるそうですから、今後も大いに頑張って欲しいものです。
今日は久しぶりの自坊での法務ですが、やはり新命副住職との交流や家族との団欒はとっても楽しい時間です。来訪者のお檀家様との応対も久しぶりの感が有って、なかなか新鮮でこちらも心地よいものでした。そもそも福井の自坊には、金沢のまちなか寺院生活とはずいぶん違ったリズムが感じられるものです。人間の脳内感覚は加齢と共に鈍くなっていくようにも感じられますが、こと故郷に有っては幼少頃からの体感的、身に染みついた感覚が心を呼び覚ますのかも知れませんね。
福邦銀行の方々とともに
さて、明日は藤田総代様の大切なお客様を迎える事になっています。和尚くらいの年齢になりますと、お客様を遠方よりお迎えする事は「一期一会」の如くに、丁寧に対応して参りたいと願うものです。「おもてなし」の心を大切にしていきたいものですね。友峰和尚より