和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1144話 】
2016年 10月 05日 談
嵐の前の静けさなんでしょうか? 台風18号の北陸地方通過が心配されましたが、今日は穏やかな一日となりました。本日の深夜には日本海沖を通過するとか、只管に無事の通過を願うばかりです。
午後からは東京より御来寺下さった津田家先祖墳墓のお骨上げ諷経を修行しましたが、穏やかなお天気の元での読経となりました。終了後は津田様ご夫妻と久しくお話をさせて頂きました。津田様の御先祖も永く加賀藩前田家に仕えた武家一族であり、墳墓も大変立派なものです。此の度の卑山霊苑改葬工事に伴い御骨上げをしたわけですが、霊苑が完成した折には再び「奥の院」に祀られることになっています。
和尚のブログもこのところずっと霊苑改葬の話が続きますが、それほど集中して祖先の墳墓の霊と対面している毎日です。卑山に隣接する承証寺様とも立ち木伐採の件で本日お話しさせて頂きました。皆様にとっては、お墓とは無縁の現在なのかも知れませんね。和尚も間もなく70歳を迎えようとしていますが、他人事ではなくひしひしと身に迫るものを感じる今日この頃です。「今までは 人の事だと思うたが 俺が死ぬとは こいつぁたまらん」とは大田南畝(おおたなんぽ)の歌ながら納得の一句です。本当にクワバラ、クワバラ!! 友峰和尚より
お隣りの承証寺様と、垣根越しに立木伐採のお話し合い