和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1064話 】
2016年 07月 17日 談
7月三連休の中日の今日、大安禅寺では花菖蒲の植え替えが行われました。先日、無理を承知でお願いした坐禅会会員の精鋭、西氏、伊坂氏、藤田氏の三居士、そして斎藤氏、中西氏が加わり、小森庭園主・末政氏の指揮のもと小雨降る中での作業となったようです。残念ながら和尚は金沢にて参加出来ませんでしたが、文明の力と言いましょうか、写メールでの指示となりました。ご協力頂いた皆様には心から感謝申し上げます。
花菖蒲は毎年少しずつでも株分けをしないと、年々花が小さくなって背丈も低くなってしまいます。これは「連作障害」と言って、同じ場所で苗を育てると土壌が衰弱して色々な病気になってしまう現象です。近年は若者の農業離れが進んでいるため作業要員を確保するのが極めて困難ですが、今回は「腕っぷし」と坐禅で鍛えた「精神力」を備えた強力な方々にお願いしました。
何事も根気との戦いですが、おかげさまで無事に作業を終了することが出来ました。先日小浜の常高寺様から分けて頂いた貴重な苗だけに、丁寧に育てて行きたいと思っています。和尚は金沢での三連休ですが、仕事は多様であれもやりこれもやりの日々が続きます。午前中には寶勝寺の須貝総代ご夫妻も来られ、しばし世間談議に花を咲かせました。出会い、ふれあい、和み合いですね。返す返すも普段からの人とのご縁によって世の中は円成していく事に感謝した一日でした。友峰和尚より