和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1037話 】
2016年 06月 20日 談
寳勝寺 境内の紫陽花
本当に日々色々な方との出会いが有り、そのご縁が自分の次なる人生計画に深く関わっていきます。と言うのも、自分自身の心がそれらの縁をが引き付けているからに違い有りません。この世の中に偶然という言葉は存在しないのかも知れません。努力を続けているうちに必然的に次の人生に大切なご縁が導かれてくるのだと和尚は思います。
山門にて 鉢植えの桔梗が満開
ここまでの和尚の人生を振り返ってみてもそうですが、多くの人との出会いが今の自分を支えています。そのご縁が無ければ今の自分など存在しないのです。精進努力の行為が取り持つご縁こそ「仏縁」と言えるものだと思います。江戸時代初期に活躍された臨済宗の高僧・白隠慧鶴禅師が説いた坐禅和讃に「因果一如の門ひらけ、無二無三の道直し・・・」と有りますように、「因」を重視して良いご縁を自らが導いていく事の大切さでも有ります。二も無く三も無しですから、ひたすら己事究明の一路あるのみです。さて最近は所用の電話も随分と増えてきました。その事も、まだまだ人生の途中であることを意味しているのだと思っています。電話や訪問者のある限りに於いて新たなご縁が生まれていく毎日です。友峰和尚より